国宝五城

戦後昭和期に国宝指定された天守を持つ松本・犬山・彦根・姫路の4城は「国宝四城」の呼び名で親しまれてきた。2015年にその天守が国宝に指定された松江城を含めた「国宝五城」という呼び名はまだあまり浸透していない。

松本城(長野県松本市)

犬山城(愛知県犬山市)

彦根城(滋賀県彦根市)

姫路城(兵庫県姫路市)

松江城(島根県松江市)

重文七城

江戸時代以前に築城され今も天守が現存するのは、上の「国宝五城」とこの「重文七城」の「現存12天守」のみとなる。重文とは重要文化財のことで、2015年に松江城天守が国宝に指定されるまではこれを含めて「重文八城」と呼ばれてきた。

弘前城(青森県弘前市)

丸岡城(福井県坂井市)

備中松山城(岡山県高梁市)

丸亀城(香川県丸亀市)

松山城(愛媛県松山市)

宇和島城(愛媛県宇和島市)

高知城(高知県高知市)

焼失した旧国宝八城

「現存12天守」に下の8城の天守を加えた「現存20天守」が戦前昭和期に旧国宝に指定されていたが、水戸・大垣・名古屋・和歌山・岡山・福山・広島の天守7基は1945年にアメリカ軍の爆撃により焼失。松前城天守も1949年に失火により焼失。

松前城(北海道松前町)

水戸城(茨城県水戸市)

大垣城(岐阜県大垣市)

名古屋城(愛知県名古屋市)

和歌山城(和歌山県和歌山市)

岡山城(岡山県岡山市)

福山城(広島県福山市)

広島城(広島県広島城)

その他

江戸城と大坂城は江戸幕府下で別格。大坂城天守は戦前昭和期に復興され登録有形文化財指定(大阪城天守閣)。仙台・金沢・二条・高松・熊本・首里の6城は戦前昭和期に天守以外で旧国宝指定。そのうち二条城は戦後昭和期に国宝指定。

仙台城(宮城県仙台市)

江戸城(東京都千代田区)

金沢城(石川県金沢市)

二条城(京都府京都市)

大阪城(大阪府大阪市)

高松城(香川県高松市)

熊本城(熊本県熊本市)

首里城(沖縄県那覇市)

日本100名城

財団法人日本城郭協会が2006年に選定した100名城。

日本100名城一覧

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