草笛光子(とり役)
大河ドラマ出演は、75年『元禄太平記』、77年『花神』、79年『草燃える』、90年『翔ぶが如く』、95年『八代将軍吉宗』、00年『葵 徳川三代』、02年『利家とまつ』、09年『天地人』の8回を数える。また、13年『八重の桜』ではナレーターを務めている。
オールスターキャストの感があった『葵 徳川三代』で高台院(北政所)を任されていることからも、草笛の大河ドラマでの立ち位置を理解することができる。『八大将軍』と『利家とまつ』でも、それぞれ天英院(大御台所)と大政所という重要な役を担っており、今回も物語を要所要所で締める役割を果たすことになるだろう。
高畑淳子(薫役)
97年『毛利元就』、08年『篤姫』以来、3度目の大河出演。
『篤姫』でも堺雅人演じる徳川家定の母(本寿院)役を演じている。ちなみに草刈正雄も『篤姫』で老中・阿部正弘を演じており、家定と同じ画に収まることが多かった。今回も『篤姫』の本寿院と基本的に同じタイプの母親役となりそうだが、草笛光子演じるとりが抜けた後は、奥方を取り締まる立場としてある程度の変化が求められそうだ。
木村佳乃(松役)
01年『北条時宗』、09年『天地人』以来、3度目の大河出演。
『北条時宗』では佐志房の養女とその母という2役、『天地人』では千利休の娘を演じ、それぞれ重要な役で出番も多かった。序盤は役の年齢からも娘のような演技を続けるのかもしれないが、見た目からも薫よりしっかりした感じがするので、草笛光子演じるとり亡き後に奥方を束ねていくのはこの松になるのかもしれない。
高木渉(小山田茂誠役)
『名探偵コナン』の小嶋元太、高木渉刑事役などで知られる著名な声優で、テレビドラマは初出演となるが、三谷幸喜演出の舞台や人形劇を経て、今回の大抜擢となったようだ。ドラマ初出演とは思えないほど小山田茂誠という個性的な役柄に嵌っており、出番以上に大きな存在感を見せている。これから出番も増えてくるようなので、大河ドラマに新しい息吹をもたらしてくれることを期待する。
筆者
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好きな言葉:塵も積もれば山となる
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