序盤は第1回「井伊谷の少女」から第12回「おんな城主直虎」とする。ここでのキーパーソンは、井伊家では次郎法師の父・直親(杉本哲太)と元許嫁の直親(三浦春馬)、井伊家を支配する今川家では当主の今川義元(春風亭昇太)とその母・寿桂尼(浅丘ルリ子)など。このうち、直盛と義元は第9回「桶狭間に死す」で戦死し、直親は第12回「おんな城主直虎」で今川の手によって謀殺される。

主演の柴咲コウは大河ドラマ初出演。井伊直虎は歴史上生誕不明となっているが、本作品では直親(1535年生まれ)と小野政次(生誕不明)の幼なじみという設定。死没は1582年8月26日。つまり、織田信長(1534年~1582年)とほぼ同時代を生きたことになる。時代的にはちょうど前年の『真田丸』に繋がる作品となり、武田家滅亡と本能寺の変を描いて物語は幕を閉じることになるのだろうか。

井伊家

井伊直虎(おとわ) – 柴咲コウ(新井美羽)
主人公。

井伊直親(亀之丞) – 三浦春馬(藤本哉汰)
次郎法師の元許嫁。井伊家の跡継ぎ。

井伊直盛 – 杉本哲太
次郎法師の父。井伊家当主。

井伊直満 – 宇梶剛士
直親の父。直平の次男で次郎法師の大叔父。

井伊直平 – 前田吟
次郎法師の曽祖父。先々代当主。

千賀(祐椿尼) – 財前直見
次郎法師の母。

しの – 貫地谷しほり
直親の妻。虎松(後の直政)を産む。

井伊家家臣・龍潭寺

井伊家家臣

小野政次(鶴丸) – 高橋一生(小林颯)
次郎法師と直親の幼なじみ。

小野政直 – 吹越満
井伊家筆頭家老。政次の父。

小野玄蕃 – 井上芳雄
政次の弟。

中野直由 – 筧利夫
井伊家重臣。

奥山朝利 – でんでん
井伊家重臣。しのとなつの父。

奥山孫一郎 – 平山祐介
朝利の息子。

なつ – 山口紗弥加
朝利の娘。玄蕃の妻。

たけ – 梅沢昌代
次郎法師の乳母。

龍潭寺

南渓和尚 – 小林薫
井伊家菩提寺・龍潭寺の住職。次郎法師の大叔父で師。

傑山 – 市原隼人
龍潭寺の僧。次郎法師の兄弟子。

昊天 – 小松和重
龍潭寺の僧。

今川家・松平家

今川家

今川義元 – 春風亭昇太
今川家当主。

今川氏真 – 尾上松也
義元の嫡男。

寿桂尼 – 浅丘ルリ子
義元の母。

今川家家臣

太原雪斎 – 佐野史郎
今川家軍師。臨済宗の僧。

新野左馬助 – 苅谷俊介
今川家家臣。千賀の兄で次郎法師の叔父。

佐名 – 花總まり
南渓和尚の妹で次郎法師の大叔母。

松平家

松平元康(竹千代) – 阿部サダヲ
松平家当主。後の徳川家康。

瀬名 – 菜々緒(丹羽せいら)
元康の妻。佐名の娘。

松下常慶 – 和田正人
謎の山伏。

次郎法師を取り巻く人々

あばら家の男 – ムロツヨシ
おとわを助ける。

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