安居神社入口
入口は少々わかりにくいかもしれない。天王寺駅より徒歩10分あまり。四天王寺からほど近く、国道25号線を挟んで一心寺の向かいに位置する。
慶長20年(1615年)5月7日、真田信繁は嫡男・幸昌や岳父・大谷吉継の子・大谷吉治らとともに、安居神社の南方にある茶臼山に布陣し最後の決戦に挑む。
豊臣方はここに徳川方の先陣を引きつけ、手薄になった家康本陣に別働隊を突撃させる作戦を立てていたが、寄騎が先走ったことによってこれを断念。真田隊も家康の本陣めがけて突撃を開始する。
真田隊は徳川方数万の大軍の中を突き進みつつ家康本陣に突入し、その馬印を倒し家康に自害を覚悟させるほどまでに迫るも、衆寡敵せず、やがて追い詰められ安居神社の境内に逃げこむ。
真田幸村戦死跡之碑とさなだ松
上の写真の奥に見える松の木。信繁はここに植わっていた松の木(後に枯死)に寄りかかっていたところを、福井藩主・松平忠直の家臣・西尾宗次に討ち取られたとされる。享年49。現在この松の木は「さなだ松」と呼ばれており、400年前の面影を偲ばせる。
茶臼山近辺よりあべのハルカスを望む
利用案内
【時間】
7:00~16:00(年中無休)
【料金】
無料
交通アクセス
JR・地下鉄・阪堺「天王寺駅」、近鉄「大阪阿部野橋駅」より徒歩約15分
地下鉄「恵美須町駅」より徒歩約10分
筆者
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